11.民事再生に必要なこと
民事再生をするには、これらの問題点をクリアしなければなりません。そのため次のような要件が求められます。
(1)営業黒字が見込めること
弁済原資を捻出するためには、少なくとも営業黒字が確保できなければなりません。再生手続を始めると、信用が低下するため売上は今以上に低下することが 考えられます。その中で弁済原資を捻出できるだけの黒字を維持し、かつ事業を伸ばして会社を再生につなげるには、高い技術力があるなど個性を持った会社で あるか、スポンサーがつくことが必要といえます。
(2)経営者の気力
再生手続は短期間のうちに債権者は従業員とタフな交渉をこなし、かつ日常の業務も続けなければなりません。また債権者への説明などには従業員にも協力してもらうことになります。全社が一体となって再生手続に立ち向かえるだけの結束力が求められます。
経営者の気力と求心力が何より求められます。
(3)当面の資金繰りを含めた費用の準備
上で述べたように、当面必要な運転資金を現金で用意する必要があります。そのことまで考えると再生には相当の費用が必要になります。この費用を用意できるかも、民事再生を成功する鍵になります。
